※この記事は5分弱で読むことができます。
この記事は「話し方で人は変わる。第一章:7つの悪習慣」の最終章になります。
最終章から来てしまった方は、「第一章:7つの悪習慣」と「第二章:4つの礎を知る」の2つの記事を読むことをお勧めします!
第二章の終わりに話した、みなさんが持っている「道具箱」今回の場合は『のど』に関して、どのような使い方をするのが、効果的に人の印象を変えることができるのかをこの最終章でお教えします。(^_^)/
のどに隠された6つの道具
最初に知ってもらいたいのは、道具箱に入っている6つの道具です。

まずは6つを一気に紹介し、それぞれにどんな意味が込めれているのか具体的に説明していきたいと思います。
以下が、皆さんが使いこなせていないと言われている、6つの道具です↓
register(声域) timbre(声色)
prosody(韻律) pace(ペース)
pitch (音高) volume (声量)
声域
まずは声域です。裏声から地声の間の声域で表現力を大きく左右することができます!
鼻にかけて声を出すと何だか軽い感じになると思います(-ω-)
一方で、胸で響かせることを意識して話すと声に重みが増します。実際にやってみると分かると思いますが、胸で響かせることを意識しつつ低い声で話すとより説得力が増します。
現に、低い声の政治家に投票が集まるという事実もあります。
人は深く力強いところに権力を結びつけると言われているからでしょう。これが声域です
声色
声色は声に質感のことです。研究の結果では、人が好む声というのは豊かでなめらかで温かみのある、まるで「ホワイト・チョコレート」のような声が好まれやすいのです。

自分の声がそうでなかったとしても、姿勢や意識を変えるだけで声の質感は自由に変化させることができます。ボイトレに通うのも方法の1つです
韻律
これは声の抑揚や言葉に意味をそえるメタ言語で、今回の6つの中でもカギになってくる部分です。他人と話している時、その人の話し方が平坦で同じ調子で話してきたら聞いてて良い気分にはなりませんよね。ここに必要になってくるのが韻律なのです。
話に抑揚をつけ変化をくわえる、そうするだけで聞き手は話に興味を持ち、次の話の展開が気になるようになるでしょう。
ペース
韻律の次はペースです。
話すスピードが早口になると「興奮している」、「早く何かを伝えたい」、というように感じとることができます。逆に、ゆっくり丁寧に話をすると緊張感が生まれ強調することができます。
特にペースの肝となってくることは
沈黙です。
沈黙は特に何もしていない状態ではありますが、沈黙にはすごい力があります。話の間に「あー」や「えーっと」など本人が意識していなくても言ってしまう人多いですよね。間を埋める必要はありません!ただ沈黙するだけで聞き手は話により注目するようになります。
音高
音高つまりピッチは、感情の高ぶりを表現するときによく用いられます。何か嬉しいことがあった時に、ピッチを変えずに地声で「やったー↓」というのとピッチをあげて「やったー↑」というのではどちらが感情を共有しやすいかは一目瞭然ですよね。嬉しいことや良いことがあったときは、音高(ピッチ)をあげて自分を表現しましょう。
声量
そして最後は、声量です。たとえば、大きな声で「おはよう!」と言うと元気がありエキサイティングな感じに聞こえますよね!
その一方で小声で「ォㇵョゥ」と言うと、なぜ元気がないのか気になります。。。体調が悪いのか、何か嫌なことがあったのか気にかけてしまいます。
小声で話すとは、言い換えるとこのように注意を引き付けることができるのです。
以上がのどに隠された6つの道具の意味ですがみなさんは理解できましたか?
ポイント
・胸で響かせるように意識して低い声で話す=説得力が増す
・ホワイトチョコレートのような、なめらかで温かみのある声を心掛ける
・会話に抑揚をつけて話を展開する
・話のつなぎに「えっと」「あー」は禁物。沈黙するのみ
・感情の変化は自分を閉じ込めず自然に表現する
・小声で注意を引き付ける
これらを意識するのとしないとでは大きく差がでます。相手に共感してもらったり、良い人間関係を築くには是非取り入れておきたいことです!!
まとめ
いかがだったでしょうか?話し方を変えるでだけで人の印象は大きく変わる。その意味がわかったのではないでしょうか(*´▽`*)
悪い習慣を見直し、自分の率直な気持ちを伝え続けるだけで好印象を与え、信頼関係を築くことができます!他にも、自分の気になる人や会社の同僚、学校の友人との良い信頼関係を築く効果的な戦術もあります。
余談ですが…話し方の癖というのも無理になくす必要がないケースがあります。
相手にとって不快に感じさせる話し方というのは悪い癖として挙げられますが、その一方でその人のアイデンティティ、つまり個性の1つとして話し方の癖を覚えられているケースもあります。
そういった場合であれば、無理に話し方の癖を直す必要はないですね!
相手にとって自分がどんな存在であるか、聞き手側は自分と会話をしているときに偽らず自然に話してくれているか、ここが重要です。
以上で「話し方で人は変わる」の説明・紹介を終わります。

参考文献:TEDGlobal Julian
Treasure
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